藤田昌志 比較文化のブログ

和・洋・中を比較文化学的に考察する。トピックは音楽、映画、本の紹介、歴史、文学、評論、研究等 多岐にわたる。

雨の演歌    香西かおり 雨酒場 2024.12.6金

香西かおり 雨酒場 おちょこにお酒 つぐたびに   涙が落ちる   音がする   田舎造りの 居酒屋で   女ひとりの しのび酒   ああ・・・ あなた恋しい      雨の降る夜は    😢                            2024.12.6     金曜日

日本通史 古代2 2024.12.5 木

               白村江の戦    日本通史 古代2  日本は見栄を張り、600年、蘇我馬子による遣隋使派遣を行い、隋の国力に仰天し、603年、冠位十二階、604年、憲法十七条をつくり、607年、「日出る処の天子、署を日没する処の天子に致す」という手紙を隋に持って行き見栄を張った。隋の煬帝はこの世に一人しかいない「天子」を東夷が自称するとは無礼千万と怒った。(「日出る処」云々自体は単…

日本通史 古代1 2024.12.3火

   日本通史 古代1  朝鮮半島南部に鉄があったから、そこから鉄や先進文明を北九州に輸入し、鉄製農具で農作業を行うようになり、それまでの木と石器での耕作より生産性が飛躍的に上がった(p.9)。  歴史をみるポイントは「交易」で、その際最も重要なのは「決済」である。日本は鉄の代わりに人、つまり傭兵を差し出した。紀元前1世紀から6世紀までそれは変わらなかった。  3世紀後半に巨大な前方後円墳(箸墓…

伊勢神宮は日本固有のものか?  2024.12.2月

             式 年 遷 宮    伊勢神宮は日本固有のものか?  伊勢神宮の式年遷宮(20年に一度建て直す慣行)に、多くの「日本文明論」が日本固有のものを見ようとしたり仏教が伝来する以前の純粋な神祇信仰や基層文化の名残を見ようとする。しかし、梅棹忠夫はそれらと一線を画し、むしろ式年遷宮を東南アジアの仏教寺院と並べ、日本人は寺院が古びて苔むしたほうがありがたみが増すと考えるが、それは…

雨の演歌 八代亜紀『雨の慕情』2024.12.1 日

八代亜紀『雨の慕情』      女性刑務所の慰問等、立派なことをされていました。      ご冥福をお祈り申し上げます。      今の状態が未来にも持続するといった人がいる。      今のいい習慣を身につける必要がある。                                   2024.12.1  日曜日                       

蓮如の革新  2024.11.30土

                       蓮   如   蓮如の革新  蓮如は「信じるだけで(注=念仏を唱えるだけで)無条件に極楽に行ける」という絶対他力思想を革新し「慈悲深い阿弥陀の偉大さに触れたとき、君にその義務がないのだとしても、『ありがたいお方だ。恩返しがしたいな。』という気持ちにはならないかい?」と説いた。その「恩返し」とは本願寺教団への奉仕であり、それを「報謝行」ほうしゃぎょう …

前川清 そして神戸   2024.11.29金

前川清 そして神戸    藤圭子の最初の旦那。    股関節手術をしたり結構大変な人生を歩んでいる。    歌はうまい。                          2024.11.29   金曜日

「高倉健にあいたい」2024.11.28木

        「高倉健にあいたい」  11.9 土曜の夜、BS1で「高倉健にあいたい」を放送していた。高倉健の映画を三期に分けて説明し、高倉健本人や関わりのあった俳優や監督の話を交えて構成されていた。   高倉健は最初、任侠映画のトップスターとして現れる。それに限界、マンネリ化を感じた高倉健は、任侠映画をきっぱり捨てて、一般人を演じるようになる。最後の三期目には、映画でなにができるかを考え、中…

「お前ら、よく聞け」 2024.11.26火

   山本太郎、タイ人の「お前らよく聞け」の画像は制限がかかっていて挙げられず。 「お前らよく聞け」れいわ山本代表“カタコト日本語”動画に猛批判、共同代表が釈明もやまぬ失望感  10月27日に投開票された衆院選で、選挙前の3議席から9議席に増やした「れいわ新選組」。代表の山本太郎氏が衆院選の期間中に「カタコト」の日本語で選挙応援を呼びかけた動画に批判が集まった。 「動画は、山本太郎氏とともに『れ…

大森和夫・弘子編(2020)『ユニークな「日本文化」論』朝日新聞出版 2024.11.25月

   大森和夫・弘子編(2020)『ユニークな「日本文化」論』朝日新聞出版  世界の日本語学習者が書いた「日本語作文コンクール」入賞作を掲載した作文集。  厳しく言えば、主観的な「日本」「日本人」についての印象や思いをつづった作文集である。しかし、体験に基づく実感集であるから一概にないがしろにはできない。  内容は大体、二つの大別できる。  ①日本賛美 : きれいな日本のトイレ、親切な日本人、礼…

ウイスキーの小瓶 みなみらんぼう 2024.11.24日

ウイスキーの小瓶    私小説風の身辺雑記の歌。    フォークソングは大体    そうだが、    この歌は、    懐かしく、ほろ苦く    過去を思い出して    歌う。                         2024.11.24   日曜日  

日本美術の情趣主義―和・洋・中の文化的特徴―2024.11.23土

             源豊宗(昭和52)『日本美術の流れ』思索社    日本美術の情趣主義―和・洋・中の文化的特徴―  源豊宗(昭和52)『日本美術の流れ』思索社 の内容要約とノートを通して感じることは日本美術の情趣主義である。  源氏は西洋美術の本質をヴィーナス的=人間の客観的描写と官能的描写に見出している。また、中国美術の特徴を龍の畏怖性に神秘的な威厳を与える充実感、力強さ、深遠感ととら…

いつか街で会ったなら ~   中村雅俊 2024.11.22金

いつか街で会ったなら/中村雅俊【フル歌詞】カバー/K カバー。       何気ない日常。       その中に人生がある。       抒情的な歌。       いつかどこかの街で会ったなら       肩をたたいて微笑み合おう                            2024.11.22   金曜日

日本美術の流れ⑳上山春平 あとがき  2024.11.21木

                     秋草図屏風   日本美術の流れ⑳上山春平 あとがき  本書で源先生は日本美術の特質を深く追求して、一つの「美の基準」とでも言うべきものをつかみ出して見せてくれている。それがこの本のねうちである。  藤原時代は、日本的な美意識と美的表現の最初の成熟という観点から、「日本美術の独立」を意味する重大なエポックとしてとらえられ、それ以前はプロローグとして扱われて…

ふれあい /中村雅俊 High  2024.11.20水

ふれあい /中村雅俊 High       1974年の歌。   中村雅俊さんも役者をやったり、いろいろチャレンジしている。基本、温厚なイメージで好感度アップした。もっとも見た目だけじゃないですね。見た目だけで役者になろうとするのは、ほぼ潰れていく。厳しいですね。人生は。                              2024.11.20  水曜日

日本美術の流れ⑲ 戦後日本画の洋画化 2024.11.19火

                      戦後の日本画     日本美術の流れ⑲ 戦後日本画の洋画化  戦後日本の画壇は洋画の画壇となってしまったといってもよい。ことに日本画がその芸術的理念においても技術においても非常に洋画化した。  その結果として、墨による表現の絵画が滅びてしまった。  洋画的手法はさらに日本画の持っていた余白を追放してしまった。洋画的な空間意識が日本画本来の空虚な空間観念…

日本美術の流れ⑱明治様式の完成  2024.11.18月

            下村観山   修羅道絵巻      日本美術の流れ⑱明治様式の完成  明治様式は結局は、ロマンチシズムだったと言える。それに洋画の技法を取り入れた新しい感覚の写実が加わったところに文化の性格がある。それが大正に至って知性的に洗練され、エレガントなものになった。  日本美術の系譜をたどると、狩野派の持っている芸術の理想主義―芸術は高潔でなければならない―という考えが受け継が…

♪ イムジン河 / 임진강 , 臨津江/イムジン河 水清く とうとうと流る2024.11.17日

♪ イムジン河 / 임진강 , 臨津江/イムジン河 水清く とうとうと流る  最初、フォーククルセダーズが歌ったが、自主規制で発売禁止となった。  美しくも悲しいメロディ。  今も現実は変わらない。                           2024.11.17   日曜日