曹操の「文学」概念から思うこと
曹操は、若いころ、「治世の能臣、乱世の奸雄」と評された。
曹操の「文学」概念から思うこと
「文学」とは、元来、儒教の倫理規範をいみし、載道(道を載せる)的なものであった。それを換骨奪胎して、言志(志を言う)的な要素を加えたのが、魏の曹操であった。
現代中国新文学の源流を明代、竟陵派の言志に見いだしたのが、魯迅の弟の周作人であった。周作人の『現代中国新文学の源流』は、現代中国文学史上、重要な書であるが、「文学」の源流を考えるならば、三、四世紀にまで遡って考えなければならないところに、中国の文化的特徴の一つが「歴史的」な見方にあることが看取される。
同様に、現在中国が標榜する「共同富裕」という概念も、戊戌変法の康有為の大同概念、更には『礼記』の大同概念にまで遡って考察する必要がある。教養の無いテレビマスコミで、このことに言及するものがまったく無いところにテレビマスコミの無教養性が端的に表れている。視聴率至上主義、拝金ゲステレビマスコミをぶっ潰せ‼️あ、もう見てない?それが彼らが一番、恐れていること。私は昭和世代だから息抜き、暇つぶしに見てます。突っ込みいれながら。テレビ番組はCMに誘導して、商品を買わせるために作っているという言い古された左翼的商業主義論は、正しい。そう思ってみている人がどれだけいるでしょうか。
スーパーでうっかり手にとる商品は、テレビCMで刷り込まれたものなのです。本当に必要なものが売られているのではなく、企業の欲望=売上至上主義が流布していることが異常なのです。かつて、椎名誠が「本当にその商品が好きな人が作ったテレビCMを見てみたい」と40年ほど前に言っていたのが印象的だったが、世の中、何の進歩もしていませんね。食品ロスとか言うけど、企業倫理がひどいから、どうすることもできません。せめては、そうした状態にあることを「自覚」したいと思います。大阪のセブンイレブンの期限近い弁当安売りの自由問題はどうなったでしょうか。
2022.1.23 日曜日