藤田昌志 比較文化のブログ

和・洋・中を比較文化学的に考察する。トピックは音楽、映画、本の紹介、歴史、文学、評論、研究等 多岐にわたる。

1988 米  ツインズ


  1988 米  ツインズ  2023.1.16 火 BSP    pm:1:00-2:48
  アーノルド・シュワルツェネッガーとダニ・デビートが演じる双子の兄弟が再会し、巻き起こる大騒動を描く傑作コメディー。
 極秘実験で肉体、頭脳ともに優れた人間として生まれたジュリアス(シュワルツェネッガー演じる)は35歳の誕生日に双子の弟がいることを知り、探しに向かうが、会った弟ビンセントはジュリアスと似ても似つかぬダメ人間だった。


   ノート
 見た目の全く異なる二人はツィン(双子)だった。大柄でマッチョの兄、ジュリアス。短躯、薄毛禿頭の弟ビンセント。ジュリアスはビンセント(ダニ・デビート)に二人で一人、「家族」になるんだ、と言い、ビンセントは生きる気力が湧く。アメリカ人は家族が第一。そのことをうかがわせる。
 二人は仲がいい。生みの母親の誤解も解け、抱き合う三人。二人は姉妹二人とそれぞれ結婚し、二人ずつの子をもうける。肉体という物質だけでなく、精神も分かち合う。ハッピーエンド。
 家族が仲良く生きるのがアメリカ人の理想。親戚づきあいも濃いのが理想。それが30年前の生きがいであることが窺われる。今のアメリカはどうか。プーアホワイトの影響は大きい。


                            

    2023.1.26  木曜日

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