藤田昌志 比較文化学のブログ

和・洋・中を比較文化学的に考察する。トピックは音楽、映画、本の紹介、歴史、文学、評論、研究等 多岐にわたる。

江戸思想小史 ⑦経世家の思想と民衆の思想 2024.9.24 火

比較文化学的


                       二宮尊徳
   江戸思想小史 ⑥18世紀の開明思想
 太宰春台は荻生徂徠の経学、経世済民思想を祖述し、経済的安定が道徳の基礎であることを主張し、又富国強兵の必要性を説いて、更に特産物の藩専売制への道筋を作った。
 海保青陵は商品経済の発展への即応を説いた。
 本多利明は開国の重要性と開国による現存体制の矛盾の解消を力説した。
 安藤昌益は「万人直耕」の無政府的ユートピア思想を抱いて、農民を人間の生き方のモデルとした。
 二宮尊徳は大自然と善悪を分け、勤労、貯蓄、信用互助組織を推奨した。
 農村への商品経済の浸透は経世家の新たな視点を生み出し、農民全体の意識を変えていった。                                                   源了圓(2021) pp.145-180
  ノート
 江戸時代、税金は米にしかかけられていなかったから、各藩特産物の生産、専売は藩財政を豊かにする有力な手段であった。太宰春台はそのことを知っていた。
 安藤昌益、二宮尊徳と農民重視の思想が生まれてきた。


                           2024.9.24    火曜日

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