藤田昌志 比較文化学のブログ

和・洋・中を比較文化学的に考察する。トピックは音楽、映画、本の紹介、歴史、文学、評論、研究等 多岐にわたる。

糺森  ただすのもり   2025.11.25 火

比較文化学的

  

     糺森      ただすのもり

 森は水辺によく発達する。京都で水辺森林として今も残っている有名な森が下賀茂にある糺森である。

 泥土の田がタヌタで、そのつづまった形がタダ。タダスはタヌタス(泥土の中の洲)である。スは砂洲のス(洲)である。

 糺森は古代はさらに大きく、広々とした河原の中にあったらしい。

     吉田金彦(1991)『京都滋賀 古代地名を歩く』京都新聞社   pp.22-24

     ノート

 内藤湖南は糺の森の辺には古代の木が今も残っている、昔のものを破壊せず残すのは日本文化の特徴であると言っている。

 谷崎潤一郎は下賀茂の辺に住んでいたことがある。

 たまに行くと、ひんやりとした空気が流れている。湿気が多いので、住むには快適な所とは言えない。原始林的雰囲気が糺森の中にはある。京都は奥が広い。

 下賀茂神社の中の参道を以前は自転車で通行できた(東へ行く近道になっていた)が、世界遺産に指定されてからは自転車での中の通行を禁止するようになった。神社は格式を重んじるが、頭に乗りすぎではないか。最近は下賀茂神社に行かない。えらそうな権威主義の宗教は嫌いだ。かつての戦争協力を反省、内省しているのだろうか。

  糺森は今日も古代の雰囲気をたたえて、ひっそりと存在している。

                              2025.11.25  火曜日

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