藤田昌志 比較文化学のブログ

和・洋・中を比較文化学的に考察する。トピックは音楽、映画、本の紹介、歴史、文学、評論、研究等 多岐にわたる。

軍部の問題  2025.12.29 月

比較文化学的

              軍部

      軍部の問題

 軍隊が政治にかかわらないようにするために統帥権を内閣や議会から切り離したことが最大の問題で、軍人たちは統帥権が独立していることから、自分たちは内閣や議会からコントロールを受けない「天皇直属」の特別な存在なのだと考えるようになり、ゆがんだエリート意識を持つようになった。

 軍部のもう一つの問題は、トップを試験で選んだことで、明治維新以降の朱子学的試験による試験のトップは一、試験を通らない人間を軽蔑し、二、試験にない新しい事態に対応する能力がなく、三、自分が優秀なので失敗を他人のせいによるという欠点を持つ輩であった。

                   井沢元彦(2018)『天皇の日本史』角川書店  pp.248-249

        ノート

 朱子学的試験第一主義は現在でも弊害があり、東大の専門は成績順の希望で決められる。三年生になり専門に分かれるとき、宗教学には一番、成績の悪い者が振り分けられ、ホリエモンは自分は成績が悪いから宗教学に振り分けられたと言っていたが、島薗進という優秀な宗教学の先生がいるから、やはり「腐っても鯛」なのだろうか?

                               2025.12.29  月曜日

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