政治 憲法

政治
憲法
明治時代(1868~1912)の 1889 年に大日本帝国憲法が制定された。この憲法では主権は天皇にあり、種々の制限があった。現行の日本国憲法は敗戦直後の 1946 年、アメリカの要請のもとに制定された。主権は国民にあり、天皇は日本国及び日本国民の象徴であるという象 徴 しょうちょう 天皇制と軍隊の保持や国の交戦権を認めない恒久 こうきゅう 平和主義が大きな特徴である。しかし、現実には自衛隊という軍隊が存在するなど矛盾を抱かかえており、憲法自体を見直そうという動きもある。
ノート
日本国憲法では、主権在民、象徴天皇制と恒久平和主義が特徴である。最近のロシアのウクライナ侵攻で恒久平和主義は揺らいでいる。問題は国家を中心とすることで、1648年のウェストファリア条約以来の国家中心主義自体を問い直す必要がある。国家は作られたものである。領域の画定のために、軍隊が必然的に必要となる。産業革命以来の科学主義がその背景にある。国家の成り立ちから考え直す必要がある。拝金軍事産業が国家の防衛を支えているのは、やりきれない。アメリカのオスプレイを言い値で買わされるのに至っては……。
象徴天皇制で天皇家は存続した。しかし、現上皇の退位希望発言がすんなり通り、平成は終わり、令和が始まった。これほどの政治発言がすんなり通る国は、やはり感性文化の国だと思う。だから、天皇制も今まで存続してきた。現上皇は、天皇のとき、象徴天皇とはどうあるべきかについて考え続け、象徴天皇としてふさわしいふるまいをしてきたと言った。アメリカとの激戦地を慰霊のために訪れたのは、昭和天皇の遺言によると言う。他の侵略地域にはどのように対処するのだろうか。今後、天皇制は、どのような形で存続していくのであろうか。日本国民も世界もそれを注視している。
2022.7.20 水