藤田昌志 比較文化学のブログ

和・洋・中を比較文化学的に考察する。トピックは音楽、映画、本の紹介、歴史、文学、評論、研究等 多岐にわたる。

日本的経営の崩壊

比較文化学的

  

 日本的経営の崩壊
 かつての日本的経営の 3 大特徴は、終身  しゅうしん 雇用制 こようせい、年功 ねんこう 序列 じょれつ 、企業別 きぎょうべつ 組合 くみあい であった。
 これら三つはかつての日本経済発展の基礎となっていた。しかし、不況の中で、この日本的経営の根幹をなす終身雇用と年功序列は崩れつつある。本格的な企業のリストラを進めなければ、世界的な自由化の中で、欧米企業に太刀打ちできなくなるからだという説明が一般になされている。しかし、欧米のまねをしているだけでは、日本的特質は発揮できないのであって、知恵をしぼって新たな対策を講じるべきである。


    ノート
 終身雇用制、年功序列は、徐々に崩れつつある。テレビCMではdodaなど転職、アルバイト紹介誌が盛んに流され、転職、アルバイトが「自由」の象徴であるかのような観念が刷り込まれているが、アルバイトには保険もないし、雇用者側としては非常に経済効率のいい存在なのである。四割が非正規雇用の時代に、dodaが盛んに流される背景を知る必要がある。そして、この時代にも、いつの時代でも変わらぬことであるが、不断の向上を目指しての日々の努力を怠ってはいけない。『書を捨てよ、街へ出よう』とかつて寺村修司は言ったが、「テレビを捨てよ、書を読もう」と今の時代に言いたい。本の時代は豊かである。最近、原武史と保阪正康といった人の本を読んだが、この二人の該博な知識と見識には驚くものがある。大正天皇の生母と昭和天皇が仲が良くなかったことを初めて知った。現上皇の天皇時の退位メッセージが、大正末年の五年間が、摂政擁立派と天皇終身制支持派の確執の中にあったことにかんがみて出されたことを初めて知った。

                              2022.7.28   木

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