藤田昌志 比較文化のブログ

和・洋・中を比較文化学的に考察する。トピックは音楽、映画、本の紹介、歴史、文学、評論、研究等 多岐にわたる。

3.29  鈴木健二さん死去  2024.5.8 水

       

       3.29  鈴木健二さん死去
 ベストセラー「気くばりのすすめ」で知られる元NHKアナウンサー鈴木健二氏が3月29日午前5時30分、老衰のため、福岡市の病院で亡くなった。95歳。東京都出身。
 今、知る人は少ないだろう。かつて、NHKの花形アナウンサーだった。いつも笑顔を絶やさない。流麗な話術で視聴者に親しまれた。 2024.4.4 京都新聞 朝刊 記事


   ノート
 NHKのアナウンサーは如才ない。ぬかりない。それだけだ。いまや既得権益の塊で、住居手当も20万円ぐらいはあるだろう。福利厚生のレベルが違う。特権階級である。そのことをおくびにも出さない。笑点師匠顔負けの芸達者である。
 「NHKをぶっこわせ!」とNHK元経理の立花氏が内実を告発している。社会の常識が変わって、もうNHKを模範としてあがめる時代は終わった。朝の連続ドラマは好感度アップのための最後のあがきにも見える。必死のパッチ。なかなか面白いのが続いている。
 理想の生き方が「勝手に自由に生きる」では、先行きがおぼつかないが、アメリカが教えた、いや、日本が理想として思い込んだ、アメリカに倣った「自由」の弊害は極限にまで来ている。拝金主義が跳梁跋扈している。金があるのもないのも。金の亡者。金があれば幸せになれると思っている。マツコの番組に出ている桐谷さんという元プロ棋士、独身者71歳は5.5億円資産があることを臆面もなく公表している。開業医は10億ぐらいは持っているだろう。誰も、政治家もそのことを問題にはしない。マスコミもぐるなのだ。大手マスコミも給料、福利厚生はいいからなあ。テレビ離れが起こるのは当然だ。テレビはスポンサーの商品を売るためにつくられた番組にすぎないというのは当たっている。老舗の何でも反対党の言う通り。
 静かに比較文化学の研究を続けよう。いつか、こんな社会が変わるように❗


                        2024.5.8    水曜日

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