藤田昌志 比較文化のブログ

和・洋・中を比較文化学的に考察する。トピックは音楽、映画、本の紹介、歴史、文学、評論、研究等 多岐にわたる。

2024年2月のブログ記事

  •  はしだのりひことクライマックス 「花嫁」  2024.2.29

    はしだのりひことクライマックス「花嫁」 はしだのりひことクライマックス 「花嫁」    軽快なメロディー。                             202.4.2.29   木曜日

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  •   餅         2024.2.28

                       餅     餅と日本人  餅を正月に禁忌する地域がある。柳田国男は晩年、餅なし正月について、元旦は餅が神に供えられているべき期間であったから、禁忌したのだろうと述べている。  安室氏は餅なし正月は、一族の団結を自覚することと他家への自己顕示の両方の意味があると... 続きをみる

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  • 帰って来たヨッパライ フォーク・クルセダーズ  2024.2.27

    帰って来たヨッパライ 帰って来たヨッパライ フォーク・クルセダーズ   奇妙な歌い方が印象的な歌。                           2024.2.27   火曜日

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  • 煩悶青年の世界観      2024.2.26

           藤村操 華厳の滝投身自殺前に記した「巌頭感」にある言葉  始めて知る大なる悲観は大なる楽観に一致すると  煩悶青年の世界観   明治後半の藤村操等の煩悶青年の世界観は、一方で宗教と、他方でユートピア的な国体論と結びつきやすかった(p.105)。 宗教を経由して、日本的な全体主義が生ま... 続きをみる

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  • あの素晴らしい愛をもう一度  フォーククルセダーズ     2024.2.25

    あの素晴らしい愛をもう一度  あの素晴らしい愛をもう一度  フォーククルセダーズ   命かけてと誓った日から  素敵な思いで  残して来たのに  あの時同じ花を見て  美しいと言った二人の心と心が  今はもう通わない  あの素晴らしい愛をもう一度  あの素晴らしい愛をもう一度 若いのに愛のはかなさ... 続きをみる

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  • 「悲しくてやりきれない」 ザ・フォーク・クルセダーズ(The Folk Crusaders)2024.2.24

    「悲しくてやりきれない ザ」・フォーク・クルセダーズ(The Folk Crusaders) 「悲しくてやりきれない」 ザ・フォーク・クルセダーズ(The Folk Crusaders)  悲しくてやりきれない  とてもやりきれない  このやるせないもやもやを  だれかに告げようか     ♬  ... 続きをみる

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  •  天  神   天皇          2024.2.23

                   天   天  神   天皇   天とは①青空の天。それから、②理想的な存在で、人である治世者を通して、理想社会を実現させる。さらには③人格神的絶対者。中国ではこうしたカテゴリーが一般的だ。  神とは西洋では絶対的な存在で、人格神である。人が死んだとき、神によって「お前... 続きをみる

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  • 千賀かほる 真夜中のギター      2024.2.22

    千賀かほる 真夜中のギター 千賀かほる 真夜中のギター    1969年の歌。   清純な歌。                           2024.2.22   木曜日

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  • 吉本隆明の科学原罪論と親鸞の悪人正機    2024.2.21

              吉本隆明の科学原罪論と親鸞の悪人正機  吉本隆明の反原発批判は、原発は科学の行き着くところであり、完全な原発防御施設をつくるしかないという考えに基づく。  吉本隆明の反原発批判には二つの側面があり、一つは進歩主義の側面で、科学の進歩は人類の進歩であり、理性・知性の無謬性を基礎と... 続きをみる

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  •  風     はしだのりひことシューベルツ  2024.2.20

    風 はしだのりひことシューベルツ 風     はしだのりひことシューベルツ   昭和44年の歌。     ちょっぴり寂しくて 振り返っても   そこには  風が吹いているだけ   ♬                               2024.2.20  火曜日

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  • 生きのびた国家神道    2024.2.19

      生きのびた国家神道   1945年以降、国家と神社組織の結びつきは解体されたが、皇室祭祀は維持された。GHQが教団中心的な宗教観(=国家と教会組織は分けなければならない、逆に言えば分ければそれでいいという考え)による判断をしたからだ(p.170)。GHQは皇室祭祀は天皇の私的な事柄で、問題ない... 続きをみる

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  •  岬めぐり4K / 山本コウタローとウイークエンド  2024.2.18

    岬めぐり4K/山本コウタローとウイークエンド  岬めぐり4K / 山本コウタローとウイークエンド  山本コウタローも亡くなった。  懐かしい歌。  50年近く前の歌だろう。  悲しみ深く 胸に沈めたら  この旅終えて 街に帰ろう ♬                             2024... 続きをみる

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  • ある日突然 ~ トワエモア    2024.2.17

    ある日突然 ~ トワエモア  ある日突然 ~ トワエモア   うっすら記憶に残る歌。  名曲だと思う。  かけがえのないものは壊れやすい。                              2024.2.17  土曜日

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  • 廃仏毀釈        2024.2.16

         廃仏毀釈  1868年  神仏分離令公布。廃仏毀釈の流れができる。  有名寺院の仏像などが二束三文で売りに出され、寺の庭には、仏像の首が転がる所もあったと言う。  1970年代半ばに廃仏毀釈は収束する。  しかし、祭政一致の理念は続き、1890年の『教育勅語』で民衆は天皇崇敬、国体思想を... 続きをみる

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  • 少年時代/井上陽水    2024.2.15

    少年時代/井上陽水 少年時代/井上陽水  過ぎ去った少年時代を懐かしむ。  名曲である。                             2024.2.15   木曜日

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  • 高山樗牛  田中智学     2024.2.14

                 田中智学       高山樗牛  田中智学  高山樗牛は明治の煩悶青年の先駆けで、1901年に田中智学と面会している(p.86)。  田中智学は1914年に国柱会を作り、法華経と日本の一体化をもくろんだ。田中智学の思想は、社会進化論的で、発展段階論的であった。日蓮教団の拡... 続きをみる

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  • 思えば遠くへ来たもんだ / 海援隊 (歌詞入り)  2024.2.13

    思えば遠くへ来たもんだ / 海援隊 (歌詞入り) 思えば遠くへ来たもんだ / 海援隊 (歌詞入り)   ムーディーな歌だが   心地よい。   旅にでたくなるような歌だ。                           2024.2.13    火曜日

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  • 超国家主義       2024.2.12

                       橋川文三    超国家主義   丸山眞男は超国家主義を「極端なナショナリズム」と考えて否定的にとらえたが、橋川文三は超国家主義を「国家を超える主義」としてとらえ、1921年の朝日平吾による財閥安田善次郎暗殺、1931年の石原莞爾による満州事変、1932年の井上... 続きをみる

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  • 夏休み  吉田拓郎           2024.2.11

    夏休み【吉田拓郎】歌詞付き  夏休み   吉田拓郎  拓郎の歌は時代を反映しているが、  すべてムーディなものである。  岡林信康のような社会性、メッセージ性、自己省察はない。  拓郎の歌は1980年代を代表する歌ではある。  以前のような夏休みがもうないことを  懐かしげに、感慨深く歌う。  も... 続きをみる

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  •  地下鉄に乗って  猫     2024.2.10

    猫 地下鉄にのって  地下鉄に乗って  猫   軽快なメロディーと明るい歌                                2024.2.10  土曜日

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  •   煩悶青年         2024.2.9

                  藤村操        煩悶青年 1880年代以降に生まれた青年は、日本が欧米と肩を並べ始めたころから立身出世に疑問を持ち始める(p.35)。それは明治後半以降のエリート青年の特徴である(p.55)。 1903年(明治33)藤村操の華厳の滝投身自殺はその象徴的事件であろう... 続きをみる

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  • 神田川              2024.2.8

    南こうせつ 「神田川」   神田川   何も怖くなかった  ただあなたのやさしさが怖かった   素晴らしい歌詞である。                                 2024.2.8  木曜日

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  •    ウグイス「嬢」と呼ばないで     2024.2.7

         ウグイス「嬢」と呼ばないで 2024.2.2 金 京都新聞 夕刊 記事  「ウグイス嬢」という言葉は元は、1947年に、東京・後楽園球場で行われた野球大会で女性が初の場内アナウンスをしたときに生まれたとのこと。選挙用語として定着している。昭和40年代までは、「マイク持ちは男の仕事だった」... 続きをみる

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  •   イムジン川        2024.2.6

    イムジン河  イムジン川  1968年だったか、  いい歌だと思ったら、発売禁止になった。  この歌の成り立ちには物語があり、  今でも思い出深い。  映画『パッチギ』でも映画の中で演奏されている。  国家というよりも  文化で考える時代は  いつになったら来るのだろうか。  文化は衣、食、住、性... 続きをみる

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  •    蝋梅           2024.2.5

                            蝋 梅  ろうばい   懸物   永日小品』より   夏目漱石  倅は道具屋は廃 よし になさいと云った。老人も道具屋はいかんと云った。二週間ほどしてから、老人はまた桐の箱を抱かかえて出た。そうして倅の課長さんの友達の所へ、紹介を得て見せに行った。そ... 続きをみる

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  •    流れ者  岡林信康         2024.2.4

    岡林信康 流れ者   流れ者  岡林信康    日雇い労働者の悲哀を歌う岡林信康さんのまなざしは哀しくも優しい。  高層ビルも日雇い労働者の人がいなければ建たない。  何人かは建設途中で落下して命を失う。  生命の尊厳というなら、落下事故ゼロで高層ビルを建てたらどうだ。  すでに「生命の尊厳」とい... 続きをみる

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  •  がいこつの歌  岡林信康      2024.2.3

    Match Highlights | Pakistan v Afghanistan | U19 CWC 2024 がいこつの歌  岡林信康   反骨の歌  最後は真面目に  充実の生を歌う。  岡林信康さんは  『荘子』秋水編の  がいこつの話を読んでいたように思う。               ... 続きをみる

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  •  江戸時代をどう評価するか       2024.2.2

         江戸時代をどう評価するか  明治時代のはじめ、明治時代を作った人々の自らが打倒した江戸時代への評価は低く、人々はあまり江戸時代について語らなかったが、勝海舟だけは例外で、江戸の悪いところを少し直すぐらいでいいと考えていた。勝海舟は日清戦争にも反対で、日中韓が連合して欧米に当たって行けばい... 続きをみる

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  •  1969年  チューリップのアップリケ 岡林信康              2024.2.1

    チューリップのアップリケ<岡林信康> 1969年  チューリップのアップリケ 岡林信康  せつない  少女の母への思いを  歌う。  名曲である。 「びんぼう」が悪かった。 今は、何が悪い❓️                           2024.2.1    木曜日

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