日本文化論 「日本文化論」の中に「日本人論」や「日本論」を包摂させるのが合理的かつ現実的
日本文化論 日本文化論は①他文化との比較による考察②時代の中心国から周辺国が文化を摂取する「仕方」の考察③外来文化の影響が少なかった時期の日本の考察――という3つの考察に分類されるが、①の例としては和辻哲郎『風土』、②の例としては内田樹(2009)『日本辺境論』、③の例とし... 続きをみる
日本文化論 「日本文化論」の中に「日本人論」や「日本論」を包摂させるのが合理的かつ現実的
日本文化論 日本文化論は①他文化との比較による考察②時代の中心国から周辺国が文化を摂取する「仕方」の考察③外来文化の影響が少なかった時期の日本の考察――という3つの考察に分類されるが、①の例としては和辻哲郎『風土』、②の例としては内田樹(2009)『日本辺境論』、③の例とし... 続きをみる
文化と文明 文明と文化はともに 18 世紀後半にフランスで作られた言葉である。文明 civilization は主に啓蒙主義者とエコノミストによって広められたが、文化 culture は言葉としては 13 世紀から存在し、土地の「耕作」や家畜の「世話」の意味から現在の意味に転化し... 続きをみる
今まで、以下の目次のキーワードについて、最初に客観的な説明をし、次にノートとして、私の考えるところを覚え書き的に記してきました。本来、日本語非母語学習者の日本語学習(読み書き)のための精読用、多読用教材として、出版するつもりでしたが、写真等はインターネットからダウンロードしているので著作権... 続きをみる
海 柳田国男の「海上の道」は海を日本を外国と閉鎖する要因とみるのではなく、東南アジアへ通じる交易の道としてとらえている
海 日本は海に囲まれた島国である。大陸からは文化を受容するのに遠すぎず、侵略を受けるほど近くもない位置に存在していた。そのため独自の文化を作るのに適していた。太平洋側は南から暖流の黒潮が流れ、北からは親潮が下がって日本列島のほぼ中央でぶつかり、そこに世界の三大漁場が形成されている。... 続きをみる
法 隆 寺 森林 日本の国土の 67%は森林である。降水量が多く、どこでも森林が生育する条件が整っていることによる。山岳地帯が国土の 61%を占めているのも森林地帯が多い理由である。日本列島が氷河期に氷河に覆われなかったために、ヨーロッパやアメリカ大... 続きをみる
火山 わが胸の 燃ゆる思いに くらぶれば 煙はうすし 桜島山 平野国臣
桜 島 火山 地震地帯に重なるようにして火山地帯が日本列島を走っている。各地の火山はときどき大噴火して、山麓に被害をもたらす。2000 年には有珠山 うすざん(北海道)と三宅島 みやけじま(東京都)で噴火が起こり、ふもとの町・村は泥 流 でいりゅう や火砕流... 続きをみる
地震 天災は忘れたころにやってくる。夏目漱石の門下生 寺田寅彦
寺田寅彦 地震 この世の恐ろしいものの順位を日本人は冗談まじりに「地震、 雷かみなり、火事、親父」と表現した。地震は第一位に挙げられるほど被害が大きく、日本列島各地で頻繁に発生する。1923 年の関東大震災では約 9 万人が亡くなり、1995 ... 続きをみる
台風一過 台風 南太平洋の熱帯性低気圧が発達して大きな勢力を持ち、日本を襲うと、それを台風と呼ぶ。台風は夏から秋にかけて毎年多くの風水害を日本列島にもたらす。風による被害としては建造物破壊、作物 さくもつ 減 収 げんしゅう、塩風 しおかぜ による送電線の故... 続きをみる
気候 気候温暖化は自然は人間が無限に搾取してよいという西洋近代の傲慢な思想に基づいて進展している。
気候 日本列島は南西諸島が亜熱帯気候に属すほかは、ほぼ温帯地帯に属する。夏は高温多湿、冬は北西の季節風が吹き込んで寒くなる。日本の気候の特色は季節がはっきりしていること、温帯の中でも最も降雨量が多いことである。日本人は季節感が鋭く、それが美意識に反映して日本人の感性を形成してきた。 ... 続きをみる
菖蒲 しょうぶ 菖蒲は勝負に通ず 同音語が好きな日本人 笑点ではだじゃれの笑いが多い
菖蒲 しょうぶ 初夏に花を咲かせ、葉に芳香 ほうこう があり、邪気を払うとされる。「菖蒲」は「勝負」と音が同じなので武士に重んじられた。5 月 5 日の端午の節句(子供の日)には、葉や根を湯の中に入れ、風呂に入る。これを「菖蒲しょうぶ湯ゆ」と言い、昔からの習慣で銭湯せんとう でも行われる... 続きをみる
紅葉 こうよう・もみじ 秋来ぬと 目にはさやかに見えねども 風の音にぞ おどろかれぬる
紅葉 こうよう・もみじ 日本の多くの落葉樹 は秋になると、葉の色が 紅 くれない や黄色に変化する。そして、山々は美しい色に染まる。これを紅葉と言い、日本人は春の桜と同様、美しい景色としてほめたたえ、古くから詩歌 しいか にその美を詠み込んできた。秋になると、人々は紅葉を見に山野... 続きをみる
植物 松竹梅 しょうちくばい 石原裕次郎 渡哲也 喜びの酒 松竹梅 ♪
石原裕次郎 渡哲也 喜びの酒 松竹梅 ♪ 植物 松竹梅 しょうちくばい 松、竹、梅という三種類の木の組み合わせは、めでたいものの象徴的な表現である。 これらの植物は寒さに強いことから冬のあいだに珍重され、正月の門松やめでたいときの飾りとして使われる。松は永遠を表し、... 続きをみる
猫 猫派ですか?それとも犬派ですか?猫の回答:そういうテレビ的な聞き方が嫌いだニャー。
猫 日本の猫は時には縁起のいい動物で、時には恐ろしい動物である。猫が顔をなでるしぐさは福を招いているように見え、その形が「招き猫」として縁起のいい置物になっている。招き猫は明治・大正の頃に、特に花柳界で愛用されたが、これは当時、芸者のことを「ねこ」という異名で呼んでいたためで、招き猫の... 続きをみる