藤田昌志 比較文化のブログ

和・洋・中を比較文化学的に考察する。トピックは音楽、映画、本の紹介、歴史、文学、評論、研究等 多岐にわたる。

煮しめ



  煮しめ
 「煮しめたような」という言葉がある。すでに死語である。「煮しめたような手ぬぐい」というような使い方をする。茶色い、薄汚い色になった手ぬぐいという意味だろう。いい意味ではない。
 「煮しめ」とは「肉・野菜などをしょうゆを使った汁がしみこむまで煮る」ことである。『新明解国語辞典』にそうある。色が茶色一色なので、昭和30年代、40年代に嫌われたのだろう。それへの反発か、原色のピーマンやパプリカが洋食の普及とともに流行した。
 しかし、肉、野菜を醤油のだしで煮るのはヘルシーである。
 鶏肉、大豆、ニンジン、ゴボウ、こんにゃく、シイタケ、レンコンを醤油だしで煮て食べるのはヘルシーである。昆布とかつおぶしのだしを基本にしたら、味は深まる。シイタケもいれればこくが出る。
 今日あたり作ってみよう。



                            2023.6.15   木曜日

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