7.18 京アニ放火殺人事件から4年 マスコミの報道姿勢の問題
7.18 京アニ放火殺人事件から4年 マスコミの報道姿勢の問題
36人が亡くなった2019年の京都アニメーション第1スタジオ放火殺人事件から発生4年が過ぎた。午前10時半から伏見区のスタジオ跡地で追悼式が行われた。追悼式は非公開で行われ、遺族や社員約160人が参列した。
殺人、現住建造物等放火など五つの罪で起訴された青葉真司被告(45)の裁判員裁判は9月5日に初公判が行われ、判決は来年1月25日に指定されている。
京都新聞 2023.7.16 火 夕刊 参照
ノート
ダーティハリー5 では、真犯人は、監督になりきろうとしていた変質者だった。映画「デッド・プール」の案は監督が自分の夢の中で盗んだと犯人が思い込んでいる監督に仕返しするために殺人をしていると言う真犯人。ハリーと向き合う真犯人。明かりを消して逃げるハリー。最後は、捕鯨用のような大型モリ銃で犯人を射殺するハリー。
青葉真司被告も同様に、アニメの案を自分の夢の中で盗まれたから仕返しするという妄想から事件を起こしている。映画にヒントを得たのかもしれない。現実と妄想の境目がなくなる精神異常者もいる。精神異常者でも他者の生命を損なうようなことをしなければ差別してはいけない。しかし、皮肉なことに新聞に出るような人は人の生命を損なうような精神異常者であることが多い。新聞は巧妙にそのことを精神疾患者の人権への配慮から少ししか報道しない。あたかも「普通人」が行った犯行のように報道する。いきおい、書いていい事実の平板な記述に傾き、被害者や被害者家族のリアルな心情が伝わってこない。
心神耗弱で無罪判決は容認しがたい。猟奇的殺人事件の犯人、酒鬼薔薇聖斗(さかきばらせいと)も社会に出てきている。
こうした事件が起こるたびに、新聞報道、マスコミ報道とは何なのかという思いがこみ上げてくる。彼らのデバガメ的、保身的、慣例的報道姿勢を問いたい。結局、売り上げ部数増大のための報道ではないか。そう言いたくなる。報道姿勢を顧みないゲステレビマスコミはうさんくさい。
編集(デスク)は自主検閲の牙城である。良心のある報道をしてもらいたい。ワシントンの真似ばかりするのではなく。彼らの報道の基本姿勢はワシントンポストなどのアメリカ報道の踏襲である。二番煎じだから、心に訴えてくるものがない。二番煎じは臭いでわかる。
2023.7.29 土曜日
2023.7.29 土曜日