藤田昌志 比較文化のブログ

和・洋・中を比較文化学的に考察する。トピックは音楽、映画、本の紹介、歴史、文学、評論、研究等 多岐にわたる。

成人の日

    

     成人の日
     1 月第 2 月曜日は成人の日である。1999 年(平成 11)までは 1 月 15 日であった。
成人の日は国民の祝日の一つで 1948 年に制定された。全国の市町村で 20 歳になったことを祝福して、成人式を 催もよお す。女性の多くは華やかな振 袖 姿 ふりそですがた で成人式に臨む。
 日本では 20 歳になると成人と認められる。20 歳は選挙権(現在は18歳)をはじめとして、市民権を与えられる大切な節目 ふしめ である。飲酒や喫煙も 20 歳から認められる。


  ノート
 私の成人の日は、今から50年近く前で、さだまさしの「関白宣言」が流行っていた。男女同権社会への抵抗の歌だったように思う。近くの区の会場で、記念品をもらったのを覚えている。20歳といっても右も左もわかっていない。マスコミの情報は社会に批判的なものが多いが、何らの助けにはならず、その中で生きていかなければならない。生きるというのは、大海原に投げ出されたようなもので、一人で考えて泳いでいかなければならない。私は本の中に生き方、英知を見出そうとして、よく読書したが、今から思えば、もっと人間関係を大事にして、多くの優れた人に会うように心がけていたらよかったと思う。人生で大切なのは人間関係である。みんな人間関係で悩み、苦しみ、そして、人に助けられる。今、不利益を与える人がかつて利益を与えてくれた人であることもある。ここに人生の奥義がある。


                              2022.8.1    月

×

非ログインユーザーとして返信する