藤田昌志 比較文化のブログ

和・洋・中を比較文化学的に考察する。トピックは音楽、映画、本の紹介、歴史、文学、評論、研究等 多岐にわたる。

 表意文字  表音文字  表語文字


 表意文字  表音文字  表語文字
 漢字は表意文字。アルファベット語は表音文字。いや、一つの単位である漢字一字が形と意味を持っているという意味では、漢字は表語文字であると最近は言う。
 補聴器は、中国語で“助听器”=助聴器。英語で何というか。 `ear aid `=耳を助ける(もの) である。単純ですね。漢字は覚えるのが大変ですが、3000から4000覚えたら、あとは組み合わせたらいい。「感触」と「触感」なども言い表せて、とても便利。感性文化の日本人には、うってつけ。アルファベット語は専門語をいちいち作らなければならない。もちろん、anti extra im in などのラテン語由来の接辞はあるが、基本的に専門語は新しく作らなければならない。長ったらしいアルファベットの羅列となる。
 表意文字のほうが、基本の漢字を4000ほど覚えたら、使い勝手がいいと思います。それに、日本語には、ひらがなやカタカナがあります。もっと便利なんです。ただ、外国の方には、新聞を読みたいなら、それなりの努力をしてもらう必要があります。日本人だって、新聞を読むために、10年くらい、小学校から高校まで、漢字を勉強しているんですから。
 外国の方は、会話だけでいいなら、300時間の集中日本語を勉強したら、簡単な日常会話日本語はできるようになります。言葉の学習と言ってもレベルがあるのです。
 欧米では一般大衆が読む新聞とインテリが読む新聞は違います。フランスでは、フィガロと ル モンド、イギリスではサンとロンドンタイムスの違いです。アメリカやドイツでもそうです。中国ではそういう区別を許しません。新聞は一定の知的レベルを保っています。日本でも二つの種類はありません。
 アメリカではトランプ支持層は、教養のない階層だと上の階級が言っていますが、アメリカが金によって人を分ける「階級」社会であることを知るべきです。言葉も階層、階級によって異なります。


 ということはありますが、
  皆さん、今日も明るく、元気にいきましょう~!   ♬     ピロキ



                              2022.11.27       日曜日

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