藤田昌志 比較文化のブログ

和・洋・中を比較文化学的に考察する。トピックは音楽、映画、本の紹介、歴史、文学、評論、研究等 多岐にわたる。

2000 米   ショコラ


    

2000 米   ショコラ   BS  2023.1.10 pm1:00-3:03
      あらすじ
 伝統と戒律を重んじるフランスの片田舎の町に母娘がやってきて、チョコレート店を開き、町の人は最初、警戒していたが、やがて母娘の作るチョコレートに魅了されていくヒューマンファンタジー。ジョニーデップ ジュリエット・ビノス  共演
 ノート
 よそ者が排他的な田舎町に受け入れられていく過程を描く秀作。異文化は最初、排斥されるが、一部の文化はやがて受け入れられていくことを描いている。

 日本にエスニック料理の店はたくさんある。戦争より異国料理の味に惹かれるほうが平和だ。食えない鉄の塊の武器より、消える料理のほうが文化的だ。政治、軍事より外交が鉄則で、戦争が勃発した時に、それを言っても手遅れになるから、日ごろの外交努力が必要だ。戦争に行くのは、若者である。たまったものではないだろう。よくよく考えて、若者はTikTokに投稿すべきだろう。
 戦争がなくならないのは、武器で巨万の富を得る人間がいるからだ。それを無知な民衆が支える。軍人も勲章が得られるから、小競り合いぐらいは起こしてもらったほうがいいと思っている。平和、平和と唱えるより、軍事産業反対のデモを彼らの本社前でやれば、人目を気にする日本軍事企業は痛まれなくなって、規模縮小するのではないか。そういうことをする宗教が出てきてもいいのではないか。宗教が現有政治と結託するのは自明の理となったから、宗教も何らかのリアクションを起こさないと、衰微していくばかりだろう。一定数の信者は維持できるだろうが、現世利益だけでは一般人の関心はひけない。

                            

       2023.1.13  金曜日

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