藤田昌志 比較文化のブログ

和・洋・中を比較文化学的に考察する。トピックは音楽、映画、本の紹介、歴史、文学、評論、研究等 多岐にわたる。

山田花子 健在 「誰がバカボンのパパなのだ?]

 

 山田花子 健在 「誰がバカボンのパパなのだ?」 2023.1.10火 京都新聞夕刊
    記事概要
 山田花子は小学校4年生の兄と年長クラスの弟の育児と仕事に奮闘するタレント。朝は5時半に起きる。子供が起きる前にルームランナーで30分~1時間走るのが唯一の自分の時間。その後、朝ご飯をつくり、子供を送り出し、仕事へ向かい、帰宅後、お迎え、夕飯の用意、寝かしつけと忙しい。
 温和なイメージの山田だが、子供が片づけをしないときや明日の準備をしないときは大きな声で𠮟りつけることも。
 デビューは中学2年生の時。心斎橋2丁目劇場で素人参加コーナーに出場し、才能を見出される。プロレスラーにあこがれ、女子プロ団体に入門したが、練習中に3回くらい脳震盪を起こし、これ以上は危険と言われ、芸人に復帰した。
 48歳を迎える2023年は、「吉本新喜劇の舞台を頑張る。ボケ要員の起用が多かったが、しっかり芝居をして本筋に絡む役にも挑戦したい。セリフも忘れず、かまないようにしたい。」と初々しく抱負を語る。


   ノート
 定番のギャグ。
 「バカボンのパパみたいやな」
花子「誰がバカボンのパパなのだ?」
   「その言い方がそうや」 (ドッカーンと笑い。)
   土曜の昼下がりは「吉本新喜劇」。関西では定番(現在はMBS4ch TBS系 で放送)の昼の過ごし方。安定したギャグと内容に落ち着く。花子はきれいではないが、安定したボケを着実にこなし、ほんわかしたムードが観客に受ける。(そのギャグはミスターおくれの「あほう―」と両翼を成す。)
 すでに二児の母親。真面目に母親業とタレント業をこなしている。
 見た目がいいに越したことはない。しかし、見た目しかなく、それを鼻にかけている女性ほど興ざめするものはない。そこに人生の奥義がある。花子は立派に生きている。民衆の代表である。

                            

           2023.1.12    木

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