藤田昌志 比較文化のブログ

和・洋・中を比較文化学的に考察する。トピックは音楽、映画、本の紹介、歴史、文学、評論、研究等 多岐にわたる。

タンザニアの人


 タンザニアの人
 20年以上前にタンザニアの人、二人に日本語を教えたことがある。3か月ぐらいの初級日本語コースだったと思う。1日5時間、3か月、初級日本語コースの普通の学習期間。総学習時間、300時間である。日本語で簡単な応答ができるようになる。
 一人は英語の discourse   が専門、もう一人は医学部での研修。プログラムで二人とも日本語学習の後、学部受け入れとなっていた。一人の英語専門の人は、途中で伝染病にかかっていることが判明して一時、伝染病隔離病棟に隔離された。幸い、平癒した。アフリカから無自覚で持ってきていたのが、健康診断で発覚したらしい。アフリカとの交流にはそうしたリスクがあることは知っておいたほうがいい。めったにないが。
 もう一人は、医学部が合わなかったのか、途中で帰国した。すべての留学生が日本になじむわけではない。人間関係や学業についていけるかどうかで、苦悩し、やむなく帰国する場合もある。日本人留学の場合もそうだ。
 日本の大企業は、留学というものをあまり評価していない。優秀な者は自前で留学させるシステムも持っている。それに1年くらい留学しても、見聞を広めるぐらいしか、さしたる効果のないことをよく知っている。
 留学とは、箔付けの場合が多いのは、遣唐使の昔からそうである。もちろん、そうでない場合もあるだろうが。
  アメリカ留学しても語学力が足らないので、予備校で英語を勉強して、ついでにドラッグも覚えて、その味が忘れられず、「脱法ドラッグ」などと言って、日本で麻薬を栽培してつかまる輩もいる。アメリカの大学生は、ドラッグを体験するのが通過儀礼のようになっているので、それにアメリカの大学の学部は程度が低いので、アメリカ大学学部留学などしないほうがいいという識者の意見もある。


                            2023.4.26   水曜日

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