藤田昌志 比較文化のブログ

和・洋・中を比較文化学的に考察する。トピックは音楽、映画、本の紹介、歴史、文学、評論、研究等 多岐にわたる。

韓国の人のこと

     韓国の人のこと
 日本語プログラムで日本語・日本文化プログラムと言うのがあった。韓国人の高校教師が一人いた。真面目な人で、温厚な人だった。お互いに理解しあうには、100年以上かかるだろうと言っていた。過去の歴史のことに鑑みて。
 10年以上前に、漢字のシンポジウムがあって、初訪韓した。シンポジウムのあった大学は忠清北道の忠清大学だったと思う。韓国人も普通に生活しているなという印象だった。
 それまでは、マスコミ報道の影響で韓国人は「辛いものを食べて、喧嘩ばかりしているんだろう」と思っていた。恥ずかしい話である。私の韓国観は激変した。それから、日本の東アジア観に興味を持ち、日本、中国に加えてコリアのことも少しは勉強するようになった。

 コリアの人は植民地時代も自分が正しいと思うと平気で天皇批判もした。そういう人がたくさんいた。それで「不逞鮮人」ふていせんじん と日本人の怒りを買った。日本人なら上の人間には従うだろうに。文化の違いである。

 韓流ドラマで病院もの、医師ものを見ていたら、患者の親が担当医の胸ぐらをつかんで「ちゃんと息子を治せ❗」と怒鳴っているシーンをよく見受ける。医者なら治して当たり前だ、治せないのは許せないと、正しくないものは排除するという文化なのであろう。韓国のもと皇帝はアメリカにいると言う。日本の天皇は今でも日本にいる。


                        2023.5.3    水曜日

×

非ログインユーザーとして返信する