藤田昌志 比較文化のブログ

和・洋・中を比較文化学的に考察する。トピックは音楽、映画、本の紹介、歴史、文学、評論、研究等 多岐にわたる。

文化の日

                     Happy Birthday  !


  文化の日
 11 月 3 日は文化の日である。もともとは明治天皇の誕生日で、現在では「自由と平和を愛し、文化を進める」ための国民の祝日になっている。この日には日本文化に貢献した人に政府から文化功労賞が授与され、特に文化の発展に尽くした人には皇居で文化勲章が授与される。


  ノート
 文化という言葉は褒義 ほうぎ である。誉め言葉である。プラス評価の言葉である。反対は貶義 へんぎ である。けなし言葉である。毀誉褒貶 きよほうへん という言葉がある。どの立場から見るかによって、物事は様相が変わる。選挙は選ぶ側から見ると、公正な運動員であってほしい。しかし、選ばれる側から見たら、一日12時間、無給でフル活動してくれる運動員がいてくれたほうがいい。当落は運動員の質によって決まると言っても過言ではない。そこに「統一教会」はつけ込んだ。ただの人になりたくない必死の候補者ほど頼った。ひろゆき氏の説である。参議院議員の青山氏などは統一教会票の割り当てを断っている。マスコミは議員の統一教会との関係の濃淡を舌なめずりをして追求し始めている。いつもの魔女狩りである。岸田首相も統一教会と濃い関係のある議員を入れて組閣することはできないだろう。すでに、統一教会との関係を議員個々で明らかにするようにと、くぎを刺している。
 閑話休題、文化とは文化の日に表彰される人々のような高い地位、高い技術、優れた業績を持つ人々が持っているものだけではなく、一般的な「文化」は、ある種の傾向である。日本文化とは、日本が持っているある種の傾向のことである。文化は精神的なもので、文明は物質的なものである。高層ビルなどは文明の表れである。文化が褒義であるのは、武力や腕力の対極にある人間性の発露と関係が深いからであるように思う。


                            2022.8.8    月

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