藤田昌志 比較文化のブログ

和・洋・中を比較文化学的に考察する。トピックは音楽、映画、本の紹介、歴史、文学、評論、研究等 多岐にわたる。

クリスマス

   

     クリスマス
 日本ではクリスチャンに限らず、多くの人がクリスマス・イブに家族や恋人にプレゼントを渡したり、いっしょに食事をしたりして楽しむ習慣ができている。消費意欲を刺激するデパートや企業の戦略がそうした習慣としてのクリスマス文化を作ったとも言える。似たような習慣にバレンタイン・デーがある。11 月後半になると、繁華街に大きなクリスマス・ツリーが飾られ、デパートや街の商店街でクリスマス・セールの宣伝が行われる。



  ノート
  お正月。節分。ひな祭り。春分の日。入学式。子供の日。梅雨入り。七夕。梅雨明け。お月見。秋分の日。文化の日。クリスマス。大晦日。日本では、ケに対するハレ(晴れ)の日が節目、節目にアクセントとして、もうけられている。本来、祭りとはそういうケの日であり、日ごろの憂さを晴らす日であった。ケが続くとケガレ(穢れ)が生じ、ハレで清める。日常と非日常と言い換えてもいい。人間や生命は変化を求めるものらしい。60年したら世の中は一変すると言ったのはかつては福本和夫、現在では保阪正康氏である。 
 歴史を一治一乱の循環ととらえる見方もある。倶分進化論といって、進化すると苦と楽の両方が増加するという考えもある。章炳麟 しょうへいりん という人が唱えている。


                         2022.8.9        火

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