藤田昌志 比較文化のブログ

和・洋・中を比較文化学的に考察する。トピックは音楽、映画、本の紹介、歴史、文学、評論、研究等 多岐にわたる。

(1939 米) オクラホマ・キッド  懐かしいオクラホマ・ミキサーも踊っている

   
(1939 米) オクラホマ・キッド  懐かしいオクラホマ・ミキサーも踊っている
2022.9.9 BSP pm:1:00-2:22   放送
 懐かしいオクラホマミキサー。フォークダンスの定番曲。昭和30年代から40年代以降に小学校へ通っていた人なら誰でも聞き覚えがある男女のフォークダンスの定番曲。アメリカの建前男女平等思想洗脳の一環だったんですね。あの曲は。この映画の中でも踊っている。元祖オクラホマミキサーですね。
 オクラホマというのは、肥沃な土地で、そこに目を付けた白人が先住民インディアンをだまして、不平等契約書で土地を取り上げて、時間を決めて、杭から杭まで馬で走ったら、そこが自分の土地になると、土地を取り放題にしたゲス白人の跋扈した土地。
 そんな土地だから、空気は伝染して、やってきたジョン・キンケイ一家のジョンが町長に立候補しても、悪名高いマッコード(ハンフリー・ボガード演じる。悪人顔ですね。)がジョンを無実の罪で、縛り首にしてしまう。荒くれ者が先導して、そうだ、そうだと無知なやじ馬が賛同して、ジョンを縛り首にしてしまう。陪審員制度など、もともとは、その程度のもの。
 ジョンの次男、オクラホマ・キッドが父親、ジョンを縛り首にした首謀者4人に復讐していく物語。結局、オクラホマ・キッドと確執のあったジョンの長男がマッコードを殺して、ジョンは荒野へ旅立つ。
 西部劇。やはり、「銃を抜けよ」と相手に言って、相手が抜くと、それより早く銃を抜いて相手を撃ち殺す。正当防衛成立だ。この映画にもそういう場面がある。アメリカって、本当にゲスな国の成り立ちですねえ。これじゃあ、銃規制なんかできるはずがない。
 日本人は、1939年当時、神の国、日本は世界で一番の国、軟弱なフォークダンスなど踊っているアメリカに負けるはずがないと思っていた。そして、真珠湾攻撃へ。これもバカですねえ。物量が10倍の国に精神力で勝てると思っていたんだから。
 正確には、真珠湾攻撃したら、軟弱なアメリカはすぐ降参すると思っていた。視野が狭いのは今と一緒。当時も今も、一番の言う通りにするのが日本。昔、「天皇陛下」。今は「アメリカ様」。日本は、いつも一番の国についていくと『文明の衝突』のハンチントンは厳しく批判している。日独伊防共協定もドイツが世界で一番だ、よし❗ドイツについていこう‼️と日本が思ったから結んだ。どだい人権なんか考える国じゃない。ウクライナ人が奈良でパワハラで訴えている。視野が狭くて、序列でしか見られない日本人。そんな日本人にはなりたくない。自覚することから始めよう。ナームー。明日に礼拝、夕べに感謝。




                              2022.9.10  土

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