藤田昌志 比較文化のブログ

和・洋・中を比較文化学的に考察する。トピックは音楽、映画、本の紹介、歴史、文学、評論、研究等 多岐にわたる。

笑い  11 風刺

笑い  11   風刺
①1964年に新幹線ができてから58年、2022年9月23日にようやく西九州新幹線が開業した。
 60年もかかったことにびっくりくりくりくりっくり。
②北海道新幹線は赤字が続く。儲かったのは作った土木建築会社。
③西九州新幹線が開業したために、在来線が三分の一の11本になった。
④期待と戸惑いの西九州新幹線。
⑤40台で若年性アルツハイマー症にかかった男性。確かにできていたことがあいまいになっ
 ていく、自分がどこにいるのかわからなくなる、過去とった写真を見て過去の記憶をつな
 いでいく。ねえ、私のこと、まだわかる?と妻が時折聞く。それでも生きていく。(笑いで
 はない。)生きるとは記憶の確認である場合もある。
⑥フランスに行って、私の思っていたフランスじゃなかったと言った女性は、夫が自分の思
 っていた男性ではなかったことに気づいて離婚した。わがまま女よ、さようなら。
⑦ギョーテとは俺のことかとゲーテ言い。(川柳)
⑧太平の眠りを覚ます蒸気船たった四杯で夜も眠れず  上気煎という高級茶とかけている
⑨竹やりでどんと突き出す二分五厘      伊勢騒動で地租を下げさせた農民パワー
⑩柿食えば鐘がなるなり法隆寺  子規は柿が大好きで、一度に10個も食べたという。
⑪両方にひげがあるなり猫の恋  夏目漱石 漱石先生、ゲラゲラ笑って、妻に「どうだ。
 面白いだろう。」と言うと、妻の鏡子は「猫にひげがあるのは当たり前でしょう」と言
 い、漱石は憮然としたというエピソードがある。妻は文学を解さない女性であった。



                      2022.9.30         金

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