藤田昌志 比較文化のブログ

和・洋・中を比較文化学的に考察する。トピックは音楽、映画、本の紹介、歴史、文学、評論、研究等 多岐にわたる。

京都 御所西側、自転車通行不可の試み 始まる

 

 京都 御所西側、自転車通行不可の試み 始まる
 南北の烏丸通りと東西の丸太町通りの十字路から北へ今出川通りまでが、試みに自転車通行不可となる。
 自転車が歩道を走れなくなるということである。自転車のマナーの悪い者が多く、スピードを出して歩道を走ると、歩行者にとっては恐怖である。それで、車道の端っこを自転車道として、色分けもしているのだが、自動車の不法停車も多く、自転車は自動車に引っ掛けられるのを恐れて、歩道を走ることになる。私も歩道を走るが、非常にゆっくり走るようにしている。京都の市内は碁盤の目のようになっているので、角はスピードを出して走ると危ない。私は角もゆっくり走るが、かなりのスピードで走る自転車もあり、冷やっとすることもたびたびある。自転車の横をさっと後ろから5センチぐらいの間合いで通り過ぎる者には怒りを感じる。
 日本人は間合いを忘れてしまったようだ。人と人との間隔、物理的な、心理的な感覚である間合いは人間関係の基本であるが、ただ自己主張すればいい、それが「自由」だという考えの馬鹿者が増えているのは確かで、この77年間のアメリカ化の悪影響がそんなところにも現れているように思う。アメリカ化の功罪を客観的に認識すべき時に私たちは生きている。
                                  
                             2022.11.20  日曜日

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