藤田昌志 比較文化のブログ

和・洋・中を比較文化学的に考察する。トピックは音楽、映画、本の紹介、歴史、文学、評論、研究等 多岐にわたる。

グレムリン 1984 米  モングワイ は 物怪 モングワイ(中国語方言)からか?

     

グレムリン 1984 米  モングワイ は 物怪 モングワイ(中国語方言)からか?
 ビリーは父がチャイナタウンで中国人から譲り受けたモングワイという不思議な生き物をプレゼントしてもらい、それにギズモと名付けて飼うが、①光にあてるな②水を与えるな③午後12時を過ぎたら、食べ物を与えるな―という中国人から父への言いつけがあったのを、時計が壊れていたために、午後12時以降に食べ物を与えてしまい、ギズモはグレムリンという残忍な悪者キャラの怪物になり、騒動を起こす。SFブラックコメディー。


  ノート
 「外国製品」批判のオンパレードの映画。「中国製品」を「外国製品」に訳を変えたのかもしれない。テレビや電化製品が壊れると、「外国製品だから!今度は、国内品を買おう。」という場面が何度も出てくる。日本でも、今でも?、そういう外国製品侮蔑はよくある。大した金がないから○○製を買っているくせに。
 アメリカより劣っているうちは、かわいいギズモ。脅威になると怪物グレムリンに。
 アメリカの外国観がよく出ている。
 光に当たると溶けて死ぬグレムリン。悪魔とオーバーラップしている。こうした悪魔侵略映画はアメリカ映画に多い。『プレデター』『エイリアン』『宇宙戦争』など。
 この映画の製作総指揮はスピルバーグ。『E.T.』も撮っているから、賢い人ではある。宇宙人や怪物を時に好意的に、時に悪意をもって、両面から描いている。


 ところで、みなさん、マイナポイント ゲットの手続きしましたか?私はまだ。

 しないかもしれません。

                      

    2022.12.3       土曜日

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