藤田昌志 比較文化のブログ

和・洋・中を比較文化学的に考察する。トピックは音楽、映画、本の紹介、歴史、文学、評論、研究等 多岐にわたる。

「今年の漢字」は「戦」 2022.12.13 火曜日 京都新聞夕刊

  

  「今年の漢字」は「戦」 2022.12.13 火曜日 京都新聞夕刊
   夕刊記事大意
 「今年の漢字」が発表された。「戦」である。清水寺で、日本漢字能力検定協会が発表した。ロシアのウクライナ侵攻、生活を直撃した円安・物価高などが反映された。
 応募総数22万3768票のうち、最多の1万804票を集めた。理由には、ウクライナ侵攻、北朝鮮の相次ぐミサイル発射などより「戦争」が影を落とした1年であったことが挙げられた。2位は安倍晋三元首相の銃撃事件や円安を表した「安」。1位と僅差の1万616票。
 3位には、新型コロナ対策の行動制限が緩和されたことによって旅行を楽しむ人が増えたこともあり、「楽」が選ばれた。4位以降は銃撃事件や物価高に関連した「高」「争」「悲」などの字が続いた。
 発表では、清水寺の森清範管主が奥の院の舞台で、大型の和紙に力強く「戦」の字を揮毫した。「今年の漢字」は1995年に始まり28回目。師走の恒例イベントになっている。


  ノート
 日本漢字能力検定協会は過去に胡散臭い事件があったようだが、忘れてしまった。私も忘れっぽい日本人の一人だなあ。鶏は三歩歩いたら忘れるという。似たようなものか。お寺や神社にはアイデアマンがいて、こうした人寄せのうまい人がいる。「今年の漢字」ももう定着している。
 伊勢神社は「伊勢ごよみ」をつくり、北野天神は「奉納相撲」をして、人を集めたことがある。「勧進相撲」というのもあり、神社仏閣の社会貢献と人寄せが一体となったものて゛、京都には南区に勧進橋という名前が残っている橋がある。人寄せは神社仏閣の存続と関係しているから、神社仏閣は真剣に考え、企画していることであろう。山崎闇斎らを祀る下御霊神社も最近、積極的である。
 今年も師走。あと2週間。風邪などひかれませんように。ナームー。明日に礼拝、夕べに感謝。滝本仏光堂。暗いと文句を言うよりも進んで明かりをつけましょう。三条キリスト教教会。




                              2022.12.16   金曜日

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