藤田昌志 比較文化のブログ

和・洋・中を比較文化学的に考察する。トピックは音楽、映画、本の紹介、歴史、文学、評論、研究等 多岐にわたる。

ダーティハリ― 2

 


 ダーティハリ― 2 2023.1.21 土 BA12 pm:7:00-9:25 放映
    あらすじ
 完全武装した警官らしきグループにより射殺事件が起きる。次々と起こる麻薬組織や売春組織の大物に対する射殺事件。
 いつも4人でつるんでいる警察学校出の警官が犯人だった。スビート違反者が金で買収しようとすると射殺する。仲間になれと言われたハリーは「見損なってもらっちゃ困る」と拒否する。
 郵便受けに時限爆弾を仕掛けられるハリー。すんでのところで危機回避する。友人警官は同じ爆弾で殺される。「法律には欠陥がある。それがよくなるまで法律を守るのが俺だ。」とハリー。
 4人に命を狙われるハリーは、逆に4人を血祭りにあげる。黒幕の上司をくだんの時限爆弾を上司の車の中にわからないように置いておいて、爆破させる。「柄にもないことをやるから、そうなるんだ」と爆破された車を見て、言うハリー。
 爆破された車が黒煙を上げるラストシーン。


  ノート
 不正犯罪に対して天に代わって成敗することには反対のハリー。
 「法律がよくなるまで法律を守るのが俺だ」と言うが、ハイジャック犯や不法警察官には厳しい。場合によっては自分の命が危険になったときは、情け容赦なく相手を射殺する。正当防衛にためらいはない。
「正当防衛」がアメリカの基本にある。西部開拓時代以来、そうである。それは生命尊重より上にある。それがアメリカである。「正義」が自分にあると思うと、相手を殺す権利もあると思うのもアメリカ。ベトナム、アフガン、イラク、世界中どこでも行って、武力で「正義」を実行する。アメリカの「正義」とは、自分の存在を脅かすとアメリカが考え、思う存在に対しても振るわれる。餓鬼大将である。
                                      
                               2023.1.23.  月曜日

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