藤田昌志 比較文化のブログ

和・洋・中を比較文化学的に考察する。トピックは音楽、映画、本の紹介、歴史、文学、評論、研究等 多岐にわたる。

(2006) 米 ザ・センチネル/陰謀の星条旗

    

       (2006) 米 ザ・センチネル/陰謀の星条旗
 マイケル・ダグラス演じるシークレット・サービス(大統領警護官)が大統領暗殺未遂事件の犯人と疑われて、窮地に陥り、起死回生で、テロリスト犯をやっつけるサスペンス・アクション。
 ピート(マイケル・ダグラス)は女性にだらしなく、親友の妻を寝取ったり、大統領夫人と関係があったりする。こうした設定が許されるところにアメリカの「下半身」への許容度が現れている。アメリカは欲望賛美の国のようだ。その面だけまねて、勝手なことをしてもいいと思い、一生を棒に振る日本人の若者もいる。かわいそうだ。
 悪者は撃ち殺していいという常識が前提の映画。バンバン銃で殺す。悪者と善人をはっきり分けるアメリカ映画の単純さ。洗脳にご用心。自覚が大事。アメリカは撃たれる前に正当防衛で撃ったほうが勝ち、金のある者がない者より勝ちの国。
 犯人が元KGBのテロリストという設定は、ロシアの印象を悪くする意図が感じられる。ダーティ・ハリーやアーノルド・シュワツェネッガーの映画でもソ連悪者の設定はよくある。逆にソ連善者の映画は皆無である。黒澤明のソ連の大自然、そこにいるマタギを賛美した『デルス・ウザーラ』は大こけしたし。
 ソ連善者の映画を見てみたい。単純な決めつけはご用心。国家とそこに住んでいる人は同じではない。そういう考えが戦争回避の第一歩。
 北朝鮮すべて悪で踊らされている日本人。安倍元首相が拉致被害者救済のために何をしたか。あおってアラート鳴らしただけ。外交努力は皆無。その認識、自覚が大事。私は北朝鮮擁護派ではない。念のため。


                              2023.3.17   金曜日


  以下、ウィキペディア閲覧 参考知識
   ザ・センチネル/陰謀の星条旗
The Sentinel
監督 クラーク・ジョンソン
脚本 ジョージ・ノルフィ
原作 ジェラルド・ペティヴィッチ
『謀殺の星条旗』
製作 マイケル・ダグラス
マーシー・ドロギン
アーノン・ミルチャン
製作総指揮 ビル・カラロ
出演者 マイケル・ダグラス
キーファー・サザーランド
エヴァ・ロンゴリア
キム・ベイシンガー
音楽 クリストフ・ベック
撮影 ガブリエル・ベリスタイン
編集 シンディ・モロ
製作会社 リージェンシー・エンタープライズ
配給 20世紀フォックス
公開 アメリカ合衆国の旗 2006年4月16日
日本の旗 2006年10月7日
上映時間 108分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
興行収入 $78,084,827[1]
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『ザ・センチネル/陰謀の星条旗』(ザ・センチネル いんぼうのせいじょうき、原題: The Sentinel)は、2006年公開のアメリカ映画。ジェラルド・ペティヴィッチの小説『謀殺の星条旗』を原作としており、シークレットサービスのエージェント2人を主軸に展開するサスペンス・アクション。


あらすじ
ピート・ギャリソンはシークレットサービス(SS)に勤務する20年来のベテラン警護官であり、レーガン大統領暗殺未遂事件では自ら銃弾を受けて大統領を守ったというSS内でも尊敬の絶えない伝説的な人物だが、女への手癖が悪く、親友で同僚のデイビッド・ブレキンリッジの妻を寝取って仲違いし、そして現在は警護対象である大統領夫人サラ・バレンタインと関係を持っていた。


ある時、ピートと親しい同僚の警護官チャーリー・メリウェザーが自宅前で何者かに暗殺され、かつての親友・デイビッドが捜査にあたり始める。そんな時期にピートは、タレ込み屋のウォルターより大統領暗殺計画が進行していることと、それにSSの人間が関わっていることを知り、その報告を受けたSSでは内通者捜しが始まる。また同時にピートの下に大統領夫人との関係を撮影した写真が送られてきて、脅迫を受け始める。


ピートは大統領夫人との関係から不審な行動が目立ち始めたためにデイビッドに疑われ始め、脅迫者が命令してきた行動が疑いに拍車をかける。ついに、ピートは極秘裏に監視対象とされる中、マリーンワン(大統領専用ヘリ)が撃ち落とされるという事件が発生。大統領は搭乗していなかったため、事なきを得たものの、この事件が原因で、ピートはいよいよ内通者とされてしまう。


ピートは逃亡の身となりながらも、身の潔白を証明するべく、暗殺犯と内通者を捜し始め、主任捜査官となったデイビッドが彼を追う。

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