藤田昌志 比較文化のブログ

和・洋・中を比較文化学的に考察する。トピックは音楽、映画、本の紹介、歴史、文学、評論、研究等 多岐にわたる。

アメリカ人のことから考える

イングランド系アメリカ人  こういうかっこういい人だけではない アメリカ人


  アメリカ人のことから考える
 アメリカ人で日本語を学ぶ者は少ない。彼らアメリカ人が日本に来て、手っ取り早くする仕事は英会話学校の教師である。もっとも、昨今は研修が二週間ほどあり、根暗なアメリカ人や外国人は断られることがあると聞く。彼らは日本語を勉強せず、彼らだけの英語ワールドを形成し、六本木などで日本人女子をゲットする輩も多い。
 閑話休題、一人のアメリカ人を初級集中コースで教えたことがある。彼が質問してきたことがある。なぜ、日本人はこんなに親米なのかと。ヨーロッパに行ったことがあるが、こんなに親米ではなかったと。
 おそらく、日本人は一番の者には付き従う国民性を持っているからだろうと答えておいたが、あながち間違いではない。中国人や韓国人、アジアの他の国の人間に対して、露骨な差別意識を持って、差別を明言する日本人も半分くらいいる。「○○人は嫌いだ」「○○人はうるさいから嫌いだ」「○○人は日本から出ていけ」などと言う。自分が言われたらいやなことを平気で言う。私は日本人の半分は差別的な馬鹿だと思っている。回りに合わせて生きているだけの馬鹿である。
 私が日本語や〇〇語を20年以上、教えた実感で、日本人、日本人と言う日本人に限って、それ以外に誇れるものがないから、生まれという本人の努力でどうしようもない、変えようのないものにすがって、他人を馬鹿にして、下に見ようとするのだと思う。運が悪く、大した努力もせず、金も地位も学歴もない、しかし腹が立って腹が立って仕方がない、そのうっぷん晴らしのために、「日本人」「日本人」と言うのである。そういう日本人は、恥ずべき日本人で、今すぐ日本から出ていってもらいたい。自己認識力のない日本人は日本を悪くするだけである。半分がそうした日本人だと思う。


                       2023.4.19      水曜日

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