藤田昌志 比較文化のブログ

和・洋・中を比較文化学的に考察する。トピックは音楽、映画、本の紹介、歴史、文学、評論、研究等 多岐にわたる。

パラグアイの人のこと

     


   パラグアイの人のこと
 パラグアイの人に二か月くらいの日本語短期コースを教えたことがある。日本語の初級で「から」という理由の表現を教えた。あるパラグアイの人が「雨が降ったから、パーティーに行けませんでした」という作文をした。「雨が降っても、車で行けるでしょう?」と言ったら、「土砂降りになることがあり、その時は洪水のようになるから行けない」とのことだった。なるほどと納得した。自然は国によって違うのだと感得した。政治の治は治水の治で、中国の禹 う は治水の名政治家だった。今でも禹陵(うりょう 禹の高大な墓)として褒めたたえられている。
 パラグアイには韓国の棄民 きみん がいると言っていた。韓国の怠け者は国からいくばくかの金を渡されて韓国を出ていけと言われ、パラグアイなどに行くそうだ。それを棄民という。パラグアイの棄民は、本当に怠け者で何もしないとパラグアイの人が言っていた。韓国は厳しい国なのかもしれない。韓国にはチャイナタウンはない。国が作らせないのである。それも国民性の一つなのだろう。


                             2023.5.18    木曜日

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