藤田昌志 比較文化のブログ

和・洋・中を比較文化学的に考察する。トピックは音楽、映画、本の紹介、歴史、文学、評論、研究等 多岐にわたる。

あゝ上野駅   井沢八郎  1964年(昭和39)


井沢八郎「あゝ上野駅」


 「あゝ上野駅」(ああうえのえき)は、1964年(昭和39年)5月に発表された日本のポピュラーソング(演歌)。あるいは同曲を収録したシングル。
 作詞・関口義明、作曲・荒井英一、歌唱・井沢八郎。
 概要
 関口義明は、上野駅で見かけた集団就職の少年たちを題材に詞を書き、農家向け家庭雑誌『家の光』の懸賞に応募、1位入選を果たした。
 これを見た東芝レコードの近藤秀男によりレコード化され、当時ほぼ無名の若手歌手だった井沢八郎が歌った。1位入選作は大物歌手によってレコード化されるという触れ込みであったため、関口は落胆したが、歌手を志して青森県から単身上京した井沢自身の人生も重なり、発売後まもなく「金の卵」と呼ばれた集団就職者などから支持と共感を得て、高度成長期の世相を描いた代表的ヒット曲となった。いわゆる団塊の世代を中心に「心の応援歌」として多くの人々に勇気と感動を与えた楽曲であり、井沢の代表曲との呼び声も高い。
「あゝ上野駅」の累計売上は100万枚を記録した。 以上、ウィキペディア閲覧


     ノート
 上野は東北の玄関口という言葉がある。京都にいると、ぴんと来ないが、集団就職というのは1964年という時代の雰囲気で、「金の卵」という言葉もうっすら記憶に残っている。この歌が高度成長期の世相を描いているのは事実で、集団就職の希望と悲哀が込められている名曲である。若かった日本が懐かしい。


                              2023.5.28  日曜日

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