藤田昌志 比較文化のブログ

和・洋・中を比較文化学的に考察する。トピックは音楽、映画、本の紹介、歴史、文学、評論、研究等 多岐にわたる。

斎藤幸平氏の論 もはや環境保護と経済成長は両立しない

   

    斎藤幸平氏の論    もはや環境保護と経済成長は両立しない
 斎藤幸平氏いわく、もはや環境保護と経済成長は両立しない。 そのため経済成長は諦めて、「資本主義的な利益最大化のための合理化という価値観」から、それを自己抑制して「万人の繁栄と持続可能性に対して合理化する価値観」に切り替える必要がある。
 斎藤幸平
 経済思想家 斎藤幸平。専門は経済思想・社会思想。 日本の大学で哲学を学んだ後、ベルリン・フンボルト大学に入学し、哲学科博士課程修了。 博士(哲学)。 現在は、東京大学大学院総合文化研究科准教授として教壇にも立っている。
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  ノート
 東大理科Ⅱ類に入って、3か月間在籍後、「フリーマン奨学金」を得てウェズリアン大学へ進学する。こうした人が出てきている。
 経済発展より環境保護を優先すべきというまっとうな考えである。
 こうした考えが中心にならない限り、コンビニの夜間の煌煌とした照明は消えてなくならないし、原発稼働せざるを得ないことになる。政府は電気料金の値上げやむなしという状況でそのことをほのめかしている。マスコミ報道がはっきりと電気料金値上げの理由を言わないのは、マスコミが結果的に政府と結託しているからである。狡猾なゲスマスコミ。
 社会の指導的地位にある大企業のトップや政治家のトップが脱経済発展を志向しない限り、日本は破滅に向かっていく。我々は自分にできること、今、なさねばならないことを考えて、それを真摯に行うしかない。それが精いっぱいできることである。それすらしない人間にはなりたくない。


            2023.6.28   水曜日

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