藤田昌志 比較文化のブログ

和・洋・中を比較文化学的に考察する。トピックは音楽、映画、本の紹介、歴史、文学、評論、研究等 多岐にわたる。

G7広島サミットの成果  中西進 2023.6.18 日 京都新聞 天眼

    中西進 国際日本文化研究センター名誉教授 「令和」の名付け親と目される


G7広島サミットの成果  中西進 2023.6.18 日 京都新聞 天眼 
 中西進氏はG7の一番の成果はロシア寄りとされたインドのモディ首相がウクライナのゼレンスキー大統領に手を差し出し、ゼレンスキー氏が固く握り返し、お互い手を取り合ったことだと言う。モディ氏はG7の際の会談で、問題解決に向けて、「できる限り手を尽くしたい」と表明したと言う。これは広島サミットの大成果であると述べている。
 ゼレンスキー氏は原爆慰霊碑に献花し、原爆資料館を訪れ、廃墟の写真を見て「今のウクライナの町と同じです」と言ったが、続けて「今の広島の姿のように復興させます」と語った。この人は、どれほどポジティブな人かと、中西氏は感嘆した。
 中西氏は破壊前の広島と廃墟の広島、そして復興後の広島を見ている。
 広島サミットが平和実現に向けての第一歩となったと世界中で言い合えるような地球に、一日も早くしようではないか。そう、中西氏は文を結んでいる。


    ノート
 マスコミ報道と違って、モディ首相やゼレンスキー氏の人となりが窺える。マスコミ報道は戦況の客観的事実を伝えるだけである。どこかおかしい。それを認識できる人でありたい。我々はテレビマスコミの報道によって洗脳され続けている。「客分意識」(=どうせ自分には関係ないところで起こっている気晴らしの見世物を見る意識)がテレビマスコミ報道の基本にあるものである。


                               2023.6.29  木曜日

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