藤田昌志 比較文化のブログ

和・洋・中を比較文化学的に考察する。トピックは音楽、映画、本の紹介、歴史、文学、評論、研究等 多岐にわたる。

れいわ新撰組について

   

    れいわ新選組について
 比較文化的に政党を分析してみたい。
 れいわ新選組について、私は2年ぐらい前までは、共産党といっしょだと思っていた。(そう思っている人は多いだろう。)
 しかし、最近、TikTokでよく見ていると、れいわ新選組の山本太郎氏が本当に怒っていることがわかってきた。情報提供もシャープだ。ただ文句を言っているだけではなく、本当にこの非人間的な非正規雇用4割の日本社会に怒っているのである。彼こそ非正規雇用4割の見方である。弱者の見方である。この10年の勉強の成果も出てきているのだろう。民主主義は手続きだから、その手続きを知らないと運用できない。足元をすくわれる。(松川るいは論外だ。早くやめろ。)
 非正規雇用4割をを作った自民党にはもちろん反対している。れいわ新選組は維新も自民党と同様だと言う。たしかに維新はイベント・お祭り(大阪万博)とギャンブル(IR)で経済発展しようという、古い昭和型の発想の党である。それにいただけないのは、いいことは言うが、民営化して無駄を切り捨てて、自分のテリトリー(官)の事柄には強権的に有無を言わさず処理する。大阪公立大学という合併もその一つだ。(関係のない人は試験に通らなかった嫉妬心も交じって拍手するだろうが、内部にいる人間は大変だ。権力の有無を言わさぬ力を一番知っているのは国家・地方公務員だ。上の決定には逆らえない。)
 れいわ新選組は共産党をリニューアルした草の根主義である。
 宗教でもリニューアルして蘇るということはままある。いや、そうしないと宗教は現在に蘇らないだろう。
 私はれいわに投票したことはないが、どれだけ伸びるか、どうなっていくか見守っている。まだまだ伸びるだろう。
 問題はある程度、伸びたときにどう他党とやっていくかだ。政治は妥協だから、そこで多くの支持者は幻滅を感じ、政治ばなれしていく。そうならないことを祈りたい。


                         2023.8.15   火曜日

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