藤田昌志 比較文化のブログ

和・洋・中を比較文化学的に考察する。トピックは音楽、映画、本の紹介、歴史、文学、評論、研究等 多岐にわたる。

立川志らく


北原謙二・・ふるさとのはなしをしよう


  立川志らく
 立川志らく師匠は天才である。
 古典ギターの演奏家の父と日本古典芸能、長唄の師匠の母の間に生まれた。
 立川談志一門を代表する落語家である。
 「徳光和夫の昭和の名曲ニッポン」だとかのBS7の懐メロ番組(関東の再放送)(午後7- 
 9時)に ゲスト出演していた。
 よく話す。
 徳光ともウマが合うようだ。
 ハーモニカで昭和の哀愁歌を吹く。ジャズ風にアレンジして吹く。
 藤山一郎は普通の人が思っているような古賀政男ではなく
 小関雄二の曲が一番歌いやすいと言っていたそうだ。
 それを当てたのは自分だけだと得意顔の志らく。
 博覧強記である。


 北原謙二の「ふるさとのはなしをしよう」を
 談志一門会の最後に歌うという。
 心は純であるが それを見せはしない。野暮だから。
 粋と心を重んじる江戸落語の伝統は脈々と志らく師に受け継がれている。
 志らくは元談志邸に維持費がたくさんかかるにもかかわらず
 住み続けている。
 テレビにコメンテイターとして出るのは
 元談志邸の維持費のためもあるだろう。



                          2023.8.21   月曜日

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