藤田昌志 比較文化のブログ

和・洋・中を比較文化学的に考察する。トピックは音楽、映画、本の紹介、歴史、文学、評論、研究等 多岐にわたる。

福島第一原発処理水 海への放出開始 2023.8.24 午後1時8分


    「汚」はできるだけ遠くに流す   日本文化の表れ


島第一原発処理水 海への放出開始 2023.8.24 午後1時8分
 NHKだけがリアルタイムで報道した。民放はリアルタイムの報道なし。テレビ朝日は「徹子の部屋」を放送。伊藤英明が出演していた。結婚して家庭第一になったと言っていた。テレビなんてこんなもの。報道のテレビ朝日がずるいなあ。所詮、金儲けが第一。鬼より怖いスポンサーと視聴率。
 NHKも処理水についての科学的根拠を徹底し、風評被害の無いように善処せよ、漁民に損害があったら補償体制を万全に、といつものあなた任せのことを言う解説委員。官僚答弁とうり二つ。なめんなよ、視聴者を!
 問題は「汚」お という文化的産物にどう対処するかということ。
 事故った原発は「汚」。「処理水」も「汚」。「汚」はケガレ。ケガレはハレで浄化する。そうした発想がない限り、「汚」はいつまでたっても鼻つまみ者。

 貴種流離譚。遊行者と天皇の関係。ケガレは聖に通じるという考えが日本にはあった。そういうところから考え直す必要がある。
 隣国がかまびすしい。やられたらやり返せ。クワッド作ったよね。日米韓でキャンプデービッド会談。じゃあ、こっちもやるよ。そんなところだろう。ブーメラン効果に気を付けて。岸田ポチ君。
 アメリカの真似して中曽根元首相が始めた原発も地盤の強いアメリカと津波、地震の多い日本じゃあ安全性が全く違う。理系原発研究エリート教授は教養がないから、国の言いなり。アメリカに米つきバッタの日本官僚に瓜二つ。
 1896年ころの三陸沖津波大地震に学ぶことのなかった東電幹部は万死に値する非国民である。歴史を知らないから「発車、オーライ」。「なんかあったらそのときはそのときだ。」ってか。「天災は忘れたころにやってくる。」寺田寅彦。
 太平洋岸のアメリカでも処理水放出反対デモをやっていたがテレビは報道せず。
 原発廃止論が全く聞こえてこないのは、コンビニが暗くしても24時間営業をやめないことに端的に表れている。


                            2023.9.5   火曜日

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