藤田昌志 比較文化のブログ

和・洋・中を比較文化学的に考察する。トピックは音楽、映画、本の紹介、歴史、文学、評論、研究等 多岐にわたる。

林家木久扇師匠 3月31日で「笑点」卒業 2024.3.26

    林家木久扇師匠 3月31日で「笑点」卒業  「ちょっとのつもりが60年以上だよ。」  得意の絵を生かして漫画家になるつもりで約4年間、清水崑の書生をやっていたが、清水に勧められ、マンガのネタ作りのつもりで、三代目桂三木助に入門した。  笑点レギュラーになったのは、69年。割り振られたキャラは「与太郎」というおバカキャラ。初代司会の立川談志が「木久ちゃんに合うんじゃないの」と言って決まった…

1935年              2024.3.25

 1935年  1935年 2月18日  菊池武夫、貴族院で美濃部達吉の天皇機関説を攻撃。天皇機関               説事件の始まり。       8月3日   政府、天皇機関説は国体に反すると声明(第一次国体明徴声明)       8月12日  永田鉄山陸軍省軍務局長、陸軍省内で皇道派の相沢三郎中佐に              刺殺される。       9月30日  和辻哲郎『風土』…

冬が来る前に - 紙ふうせん (kamifusen) 2024.3.24

冬が来る前に - 紙ふうせん (kamifusen) 冬が来る前に - 紙ふうせん (kamifusen) 坂の細い道を 夏の雨にうたれ 言葉さがし続けて 別れた二人 小麦色に焼けた肌は色もあせて 黄昏わたし一人 海を見るの 冬が来る前に もう一度 あの人とめぐり逢いたい 冬が来る前に もう一度 あの人とめぐり逢いたい 秋の風が吹いて 街はコスモス色 あなたからの便り 風に聞くの 落葉つもる道は…

赤い鳥  竹田の子守歌 2024.3.23

赤い鳥 竹田の子守歌 赤い鳥  竹田の子守歌 守(も)りもいやがる ぼんからさきにゃ 雪もちらつくし 子も泣くし 盆が来たとて なにうれしかろ かたびらはなし おびはなし この子よう泣く 守りをばいじる 守りも一日 やせるやら はよもゆきたや この在所こえて むこうに見えるは 親のうち むこうに見えるは 親のうち                            2024.3.23   土曜…

1935年  第二次大本教弾圧事件 2024.3.22

             1935年  第二次大本教弾圧事件  関東大震災の頃から国際性を強めていった大本教は、1925年には世界宗教連合会を立ち上げる(p.111)。  1928年、大本教はみろく大祭を開催したが、出口王仁三郎を弥勒菩薩の化身だと宣言するような意味合いがあり、1934年には昭和神聖会を設立し、右翼団体を糾合して、天皇を助け、日本が世界の盟主になることを目指していく。この政治活動…

1971年   赤い鳥 『翼をください』  2024.3.21

赤い鳥 『翼をください』 1971年 1971年   赤い鳥 『翼をください』 今 私の願いごとが叶うならば 翼がほしい この背中に鳥のように 白い翼つけて下さい この大空に翼を広げ 飛んで行きたいよ 悲しみのない自由な空へ 翼はためかせ行きたい 子供の時夢見たこと 今も同じ夢に見ている この大空に翼を広げ 飛んで行きたいよ 悲しみのない自由な空へ 翼はためかせ この大空に翼を広げ 飛んで行きた…

大本教が発展した時代背景 2024.3.20

      大本教教祖  出口王仁三郎    大本教が発展した時代背景  新宗教を考えるとき、病気なおし(現世利益)、心なおし、世直しの三つの関係を見ることが重要だろう(p.88)。  大正期から昭和初期に大きな勢力となった大本教は、習合神道系では世直しの側面が強い新宗教の典型的なものだ(p.89)。 大本教は1892年(明治25)に始まったと言われているが、急速に拡大したのは、大正時代の初期(…

ハイ・ファイ・セット 冷たい雨 2024.3.19

ハイ・ファイ・セット 冷たい雨 冷たい雨にうたれて 街をさまよったの もうゆるしてくれたって いい頃だと思った 部屋にもどって ドアをあけたら あなたの靴と誰かの赤い靴 あなたは別の人と ここでくらすと云うの こんな気持のままじゃ どこへも行けやしない 冷たい雨が降るたび あなたを思うでしょう 幸せにくらしてなどと願えるはずもない 夢の中に出てくるあなたは やさしい面影だけでたくさん だけど信じ…

 脚本家のAIへの思い 2024.3.18

                   桑原涼子  脚本家のAIへの思い  桑原亮子氏は脚本家。脚本家になった頃、AIが脚本家の代わりに仕事をするようになるのではないかと思っていたら、2024年の今、すでに脚本が書けるAIが存在するという。  氏は言葉に対してこだわりがあり、「自分が納得できない言葉は使いたくない」。  Whatという疑問代名詞を中学に入ってすぐ習った際、アメリカから来た先生が「ホ…

四川传媒学院2021毕业典礼:一路顺风「快闪 2024.3.17日 ②

四川传媒学院2021毕业典礼:一路顺风「快闪」︱Sichuan University of Media and Communications, China 四川情報大学2021年 卒業式:一路顺风  どうか元気で  歌詞  大意  あの日   駅のプラットフォームで  別れの時  一言も言葉を交わさず  それでも互いに心はわかっていた  わたしは心で涙を流し  それを知っていてくれたあなた  あ…

卒業写真 2022 [NEW] 荒井由実 Yumi Arai 2024.3.16

卒業写真 2022 [NEW] 荒井由実 Yumi Arai 卒業写真 2022 [NEW] 荒井由実 Yumi Arai 悲しいことがあると開く皮の表紙 卒業写真のあの人はやさしい目をしてる 町でみかけたとき何も言えなかった 卒業写真の面影がそのままだったから 人ごみに流されて変ってゆく私を あなたはときどき遠くでしかって 話しかけるようにゆれる柳の下を 通った道さえも今はもう電車から見るだけ…

 白樺派について 2024.3.15

              志賀直哉     白樺派について  藤村操の自殺があり、死生問題が取りざたされてから、志賀直哉の「城の崎にて」が刊行されるまで十数年である。その間は「文学的に死を書く」という課題が自覚される過程であった。乃木希典の殉死があり、漱石の『こころ』や森鴎外の『阿部一族』『高瀬舟』が書かれた。トルストイ的なヨコの関係への発展の可能性を持った死生観表出の可能性はなかったのか。白…

松任谷由実 - 春よ、来い  2024.3.14

松任谷由実 - 春よ、来い   松任谷由実 - 春よ、来い   淡き光立つ 俄雨(ニワカアメ)   いとし面影(オモカゲ)の沈丁花(ジンチョウゲ)   溢るる涙の蕾(ツボミ)から   ひとつ ひとつ香り始める   それは それは 空を越えて   やがて やがて 迎えに来る   春よ 遠き春よ 瞼(マブタ)閉じればそこに   愛をくれし君の なつかしき声がする   君に預けし 我が心は …

1900年初頭の知識人、文学者の死生観言説 2024.3.13

            1900年初頭の知識人、文学者の死生観言説  教養文化の中の死生観言説は、「煩悶」の言説の中にその早い現れがあり、1903年、第一高等学校学生、藤村操の華厳の滝投身自殺は世間を賑わせた。  藤村が身を投げる直前に、華厳の滝の樹上に彫り付けた「巌頭の感」には「既に巌頭に立ちに及んで、胸中何等の不安あるなし。始めて知る大なる悲観は大なる楽観に一致するを」とある。死に直面するこ…

 仰げば尊し 2024.3.12

【音楽レク/歌詞あり】仰げば尊し【高齢者施設向け】  仰げば尊し   いまこそわかれめ   いざさらば   別れの感傷   新しい世界への期待                                 2024.3.12    火曜日

1900年初頭からの武士道的死生観の受容 2024.3.11

        1900年初頭からの武士道的死生観の受容  日本で「死生観」という語が生みだされ、多くの人々が関心を持つようになったのは1900年代の初頭のことだった。  武士道から国民道徳論へ発展していくような死生観言説の系譜は加藤咄堂に代表されるが、乃木希典の明治天皇への殉死によって一段と強力な流れとなった。  この流れは、戦時中の死生観言説の支配的な様式となる。太平洋戦争期までの死生観言説…

河口恭吾 - 桜 2024.3.10

河口恭吾 - 桜 河口恭吾 - 桜 僕がそばにいるよ 君を笑わせるから 桜舞う季節かぞえ 君と歩いていこう 僕がそばにいるよ 君を笑わせるから 桜舞う季節かぞえ 君と歩いていこう まぶしい朝は何故か切なくて 理由をさがすように君を見つめていた 涙の夜は月の光に震えていたよ 二人で 僕がそばにいるよ 君を笑わせるから 空のない街抜け出し 虹を探しに行こう いつもそばにいるよ 君を笑わせるから やわ…

♪さくらさくら ー ♪さくらさくら野山も里も〜【日本の歌・唱歌】 2024.3.9

♪さくらさくら ー ♪さくらさくら野山も里も〜【日本の歌・唱歌】 ♪さくらさくら ー ♪さくらさくら野山も里も〜【日本の歌・唱歌】   さくら さくら   のやまも さとも   みわたすかぎり  かすみか くもか   あさひに  におう   さくら さくら  はなざかり  ♬                            2024.3.9    土曜日

アイヌ語と地名 2024.3.8

                      中西  進  アイヌ語と地名  かつて吉田金彦先生の語源研究会、地名研究会にかかわっていた時、研究会で朝鮮語と日本語の語源やアイヌ語と日本語の語源について発表する人が時々いた。その人たちは朝鮮語一本やりやアイヌ語一本やりで日本語の語源を解明しようとしていて、違和感を持ったことを覚えている。一つの理由だけで、日本語語源を解明できるとは思われない。  20…